空の注射器は幸福な夢を見るか

<作品概要>
ある夜、貴方は車に跳ねられた。
声も出せない位の痛みに貴方は意識を失う。

目を覚ました貴方はすっかり記憶を失っていた。
精神が不安定になり、足も自由に動かせない貴方が目を覚ましたその場所は、宇佐美病院の閉鎖病棟。
　
――貴方の目の前にいるのは、貴方の父だと名乗る「縣　旺樹(あがた　おうぎ)」という男だった。

★カニバリズム要素・暴力要素・バッドエンド要素がございます。苦手な方はご視聴をお控えください。

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　<登場人物>
縣　旺樹　(あがた　おうぎ)　30代後半
「貴方の父」と名乗る男。飄々としており、掴みどころがない。
他人どころか自分のことさえ分からない貴方を、かいがいしく世話をする。
基本は温厚で優しい、30代の大人の男(独身故に年齢より若く見られる感じ)だが――。

【主人公(リスナー)】
19歳の女子大生。
事故により一時的な記憶喪失に陥っている。


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　<トラック一覧>(約89分)
■01_夢の入り口(03:12)
車、衝撃、男――。貴方の意識は遠ざかる。
これは夢、それとも――。
「このチャンスはしっかりモノにしないとなぁ――。俺とお前の、清く正しい関係の為にも。」

■02_知らぬが仏(16:22)
閉鎖病棟、父だと名乗る男、失った記憶。
貴方は事故で記憶を失ったらしい。
――傍にいる男の名は「縣　旺樹(あがた　おうぎ)」と貴方に名乗った。
「折角、治療が出来るレベルにまで戻ってきてたっていうのに!」
「お前の家族で、お前の父親。お前が生まれた時からずっと、ずーっと一緒に生きてきたんだ」」

■03_夢は逆夢(15:13)
夢。体を這う手と舌。――知っている男の声。
意識はあるのに動くことができない貴方は、夢の中で動けないままその行為を受け入れ続ける。
「おお、このベットすげぇ軋むな?」
「体痙攣させながら、まんこ締め付けて、寝ながらイッてるんだろ?」

■04_不審を打つ(09:31)
覚醒。父と名乗る男。――いつまでも来ない母親。
甲斐甲斐しく貴方を看護する旺樹。
貴方は不安に駆られながらも、彼が差し出す病院食と薬を口にする。いつものように。
「悪い夢とかで不快になるようなら、俺に何でも教えるんだぞ?」
「そう――。ゆっくり口に入れて、たくさん噛んで。しっかり味わってから飲み込めよ?」

■05_石で手を詰める(05:46)
募る不信。抱く不安。過行く時間。
貴方は旺樹に不安をぶつける。――苛立ちを見せる旺樹。
貴方は不安に感じながらも、旺樹のいう通り今日も薬を飲む。
「どこまで疑心暗鬼なんだよ。いくら何でも、父さん傷付くぞ」
「俺は、誰よりも何よりも、お前の記憶が早く戻って欲しいって、毎日願ってるんだぞ?」

■06_虎穴に入らずんば虎子を得ず(11:43)
病院食。薬。電話。
貴方の食事を見守る旺樹の携帯が震える。
薬を飲む様に言って、部屋から出ていく旺樹。
貴方は、そこで旺樹の口から信じられない言葉を聞く。
そして――。
「はい。水はここだから、先に飲んでてくれ。くれぐれも、飲んだフリとかはダメだぞ?」

■07_叩けよ、されば開かれん(22:36)
■08_夢の出口(02:35)
※ネタバレ防止のため、内容は秘密――。

◇おまけ
・フリートーク(02:22)

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　<制作情報>
CV:ysd.様
シナリオ:凶兎凶様
イラスト:びねが～様
ロゴ:T奈様
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